Disposeにてアンマネージドコードとマネージドコードの違い

前回の続きドス:evil:

前回「Dispose」の実装について記述しましたが

  'クラスのリソースを解放するオーバーロードされた Dispose メソッド。
  'このメソッドは基本クラスの Dispose メソッドおよび Finalize メソッドから呼び出す必要があります。
  Protected Overridable Sub Dispose(ByVal disposing As Boolean)
    If Not Me.disposed Then
      If disposing Then
        ' Insert code to free unmanaged resources.
      End If
    ' Insert code to free shared resources.
    End If
    Me.disposed = True
  End Sub

引数にBuooleanの引数があり、内部If文でTrueとFalseで開放の種類を選別できる形になっていますが、
これの意味を解説しますね。

.NETではCLRという中間言語を使用して管理しています。

しかしWin32APIなど旧来のロジックも記述することが出来るので、開放時のタイミングがNew元が開放するのと
GC任せで開放するのではタイミングにずれが生じ、後者の場合CLR以外の記述がある時に問題が発生する可能性があります。

New元が呼び出す「Public Overloads Sub Dispose() Implements IDisposable.Dispose」内では

全ての開放が出来る「Dispose(True)」で呼び出され

いつ呼び出されるか分からない「Protected Overrides Sub Finalize()」内では

CLRが管理するものだけ開放が出来る「Dispose(False)」で呼び出されているのです。

なので特殊対応しているものでない限りIf外に記述することになるでしょうね:razz:

特殊対応は責任を持ってその都度、後処理が必要になるということですな:cool:

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